日本の宝くじが海外と比較して当選金が低い理由を徹底解説!

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海外の宝くじの当選金はすごい。

数百億円や1,000億円といったものもの実際にあるのだ。

日本の当選金と比較すると雲泥の差であり、

買う気が失せてしまう人もいるだろう。

 

そこで気になるのが、なぜ日本の宝くじの当選金の額が低いのか、という部分だ。

海外と比較して明らかに低いわけだが、

その理由を知りたくはないだろうか。

 

今回は、日本の宝くじの当選金が低い理由をお伝えする。

知りたい方はぜひじっくり読んでみて欲しい。

海外における宝くじの高額当選事例

まずは海外の宝くじの高額当選事例をお教えする。

世界で最も高額当選となったのは、

アメリカの数字選択式ロト宝くじである「パワーボール」だ。

その額にびっくりしないでほしい。

なんと158,600ドルである。

当時の日本円にして約1,780億円なのだ。

 

ただ一人でゲットしたのではなく、

テネシー州とカリフォルニア州、

そしてフロリダ州に在住する3人のアメリカ人が獲得し賞金は分割された。

 

世界第2位の当選金も獲得してみよう。

こちらも実はアメリカである。

アメリカの人気宝くじである「メガミリオンズ」であるが、

153,700万ドル(約1,725億円)の当選金が発生している。

こちらはなんと当選者は1名である。

したがって、2,0000億円近くを一人でゲットしたわけだ。

では、高額当選を出しているパワーボールとメガミリオンズとはどのような宝くじなのであろうか。

1つずつ確認していこう。

パワーボールとは?

1988年にスタートした、

アメリカで最大規模のロトくじである。

1回の賞金が4,000万ドルから日本円で数百億円になるのが一般的という、

すごすぎるくじだ。

 

キャリーオーバーが発生すると、

前述したような1,000億を超える当選金になることもある。

ルールであるが69個の数字が書かれた白いボールから5

そして26個の数字が書かれた赤色のボールから1を抽選。

そのすべての数字が予想した数字と一致すれば1等当選となるのだ。

 

毎週2回抽選が実施される。

当選金を受け取る場合は、

一括払いか分割払いか、いずれかを選択する。

ただ一括払いを選択すると賞金が差し引かれるのが特徴だ。

メガミリオンズとは?

1996年にスタートした、数字選択式のロトくじである。

1億ドル超えの当選金を連発していることでも広く知られている。

 

ルールであるが70個の数字が書かれた白いボールから5

25個の数字が書かれたメガボールから1つを抽選。

6つすべてが予想数字と一致すると1等当選だ。

 

パワーボールとメガミリオンズについて紹介したが気づいた方もいるだろう。

実は日本のロトと比較すると、

当選確率は低い

そもそも69個や70個の数字の中から当選番号を選ぶわけだ。

極めて難易度が高いと言ってよいだろう。

なぜ当選金が高いのかが分かってきたはずだ。

 

次は、日本の宝くじの当選金が低い理由をチェックしてみよう。

日本の宝くじの当選金が低い理由

結論から言えば、法律によって上限を決められているからだ。

法律によって上限が決められている

当せん金付証票法と呼ばれる法律があるが、

その法律の第5条に、

当選上限に関する記述がある。

(当せん金付証票の当せん金品の限度)

第五条 当せん金付証票の当せん金品の金額又は価格の総額は、その発売総額の五割に相当する額(加算型当せん金付証票にあつては、その額に加算金(第二条第二項の加算金をいう。以下同じ。)の額を加えた額)をこえてはならない。

2 一当せん金付証票の当せん金品の最高の金額又は価格は、証票金額の五十万倍に相当する額を超えてはならない。ただし、総務大臣が当せん金付証票に関する世論の動向等を勘案して指定する当せん金付証票については、一当せん金付証票の当せん金品の最高の金額又は価格は、証票金額の二百五十万倍(総務大臣の指定する当せん金付証票が加算型当せん金付証票である場合で加算金のあるときにあつては、五百万倍)に相当する額を超えない範囲の額とすることができる。

引用:e-GOV法令検索 当せん金付証票法

つまり通常は券面の250万倍、

特例で500万倍の当選金に抑えられているわけだ。

 

たとえば200円のくじであれば250万倍は5億円である。

500万倍で10億円だ。

 

300円のくじであれば250万倍は75,000万円であり、

500万倍は15億円である。

 

キャリーオーバーが発生しても、

上記の決まりは守らなければならない。

したがって日本のくじは海外のように、

数百億円や1,000億円を超えるような当選金が発生することはないのだ。

そもそも宝くじは地方財政資金の調達のために販売されている

宝くじであるが、発行には目的がある。

地方財政資金の調達を目的としているのだ。

しかも発行できるのは都道府県と20の政令指定都市の67団体に限られており、

民間企業が勝手に発行することは禁じられている

つまりくじ同士の競争力もないわけだ。

 

今後も日本の宝くじで当選金が急激に高額化することはないだろう。

ただロトの賞金も低いわけではない。

最高で10億円なのだから。

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